同居人の容態について続報

はじめに

前回の報告から間が空いてしまいました。その間色々とあったのですが、物理的な忙しさと、気持ちの問題からなかなか文章に起こすことができず報告が遅くなってしまいました。

意識の回復

年始最初の面会で、彼女の目が少し開いているような感じがしました。今まではずっと目を閉じてただひたすらに寝ている状態だったのが、この時はしきりにまばたきをしているように見えたのです。加えて、一度だけですが口をパクパクとさせたので、何か言おうとしたのではないかと。結局それを最後に口を動かすところは見ておらず、先生達もそんな様子は一度も見ていないとのことなのですが、一度でも動いたのなら、動かす神経は生きていると信じていいのではないかと思っています。

話を戻します。それから数日が経ち、先生から直接連絡が来ました。やはり意識が戻っているという連絡でした。ただ、その後の説明を受け絶望的な気持ちになります。

閉じ込め症候群

閉じ込め症候群

脳底動脈閉塞による脳梗塞などで、主に脳幹の橋腹側部が広範囲に障害されることによっておこる。眼球運動とまばたき以外のすべての随意運動が障害されるが、感覚は正常で意識は清明である。単に意思表示の方法が欠如した状態であり、ほとんど完全に「鍵をかけられた状態」であることからこの命名がされている。

引用にあるのとほぼ同じような説明を先生から受け、閉じ込め症候群と呼ばれる状態であると告げられました。猫が体調を崩してからというもの、猫にストレスをかけまいと泣くのは我慢してましたが、このときばかりは電話の後、猫に見えないところで久々に泣いてしまいました。

ただ、意識が戻ったことで、自宅へ帰ることを目標にリハビリ型の病院へ転院することも選択肢に入れましょうと勧められました。

転院先候補の病院との面談

意識が戻る直前にいくつかの療養型病院を紹介され、すでに予約済みだったのでそれらに面談に行ってきました。療養型病院とは、はっきり言ってしまうと、その病院で苦しまずに息を引き取れるように管理する病院のことです。病院のソーシャルワーカーの方が相談者として面談してくれるのですが、意識が戻ったことを伝えると「うちのような病院に来るにはまだ早いと思います。リハビリ型の病院が早く見つかるといいですね」と言ってくれました。その後、院長先生も交えて形だけの病院案内を受けました。院長先生からも「意識が戻ったならリハビリ型の病院に転院できるのが一番いい」と言ってくれました。その上で、こんな病院ですと説明を受けました。入院一月あたりの金額を聞いて震えましたが…。

他に紹介を受けてた病院も概ねそのような感じで面談してきました。どの病院の担当の方も印象が良くて、意識が戻ったのでおそらくうちには来ないだろうと内心思ってると思うのですが、とても丁寧に対応してくださりました。

それからまたしばらくしてリハビリ型の病院が見つかったと連絡がありました。ただ、状態が状態なので、リハビリを続けていく中でこれ以上は続けることは難しいと判断される可能性もあるとも言われました。とはいえまっすぐ療養型病院に転院させるなんて論外なので、まずはリハビリ型の病院へ面談に行こうと思います。

骨折

リハビリ型の病院に予約をとったのもつかの間、足の指を剥離骨折してしまい直接面談に行くのは難しい状態に。幸いその病院は電話でも説明できるとのこと。その通話から数日経って、やはり無理そうなので電話面談をお願いすることにします。

面会禁止

そうこうしている間に、オミクロン株の急速な拡大によって病院から当面の面会全面禁止が通達されました。せっかく意識が戻った矢先にしばらく会えないなんてと、ここでもコロナが邪魔をするのかという気持ちに。意識があって、コミュニケーションが取れないなかで面会者が全く来ないのはどれだけ心細いことかと、彼女の気持ちを考えると胸が痛むばかりです。今はとにかく自分が感染対策をしっかりして収束するのを祈るしか無いですね。

リハビリ開始

それからまた数日が経ち、先生からリハビリを開始する旨の連絡がありました。リハビリと言っても、やはりまだ眼球を動かすのがやっとの状態なので、その状態でもコミュニケーションがとれるように言語療法士の方に訓練を受けるようです。ちなみにこれはリハビリ型の病院での話ではなくて、今入院している病院でリハビリを開始するという話です。リハビリ型の病院に転院が決まれば、引き続きそちらでリハビリを行う、という感じだと思います。

ただ、リハビリ開始にあたって血液検査をしたところ、どこかに血の塊があるというような検査結果が出たとのこと。このままではリハビリを始められないので、まずはCTで血の塊の有無を確認する必要があるとのことでした。

ここまでが病院から聞かされていることなので、検査の結果やリハビリが始まったかなどはまだ聞かされていません。連絡が無いということは、急を要するような事態は起こっていないということでしょうし、信じて次の連絡を待つばかりです。

というわけで

ひとまず現在のところはここまでです。また進展があれば投稿しようと思います。引き続きFanboxや欲しい物リストなどからご支援頂ければ幸いです。